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覚醒


人魚の記憶
 
 

彼女は自らを”人魚”だと思っていた

3回めの 被写体療法 正確には4度目の撮影で
荒川の源流に近い 山の中の川で 彼女は 人魚としての アイデンティティを確認するかのように
水辺に親しんだ

思えば 写真撮影を通して 一時的にひどく疲れが残った彼女を心配したが
結果としては その行為自体が 彼女をこれまでの ”現実”に引き戻したのかもしれない


febee



 




 

人形の家


月の青い 怪しい晩のお話し
 


 



等身大の 人形は 死んだ娘をイメージして造られた人形で
いつも 人形師の娘の部屋のベッドでひっそりと 眠っている

ある 
青い月の夜 人形は命が与えられ 1日だけ 人間になることが 許された







命が 宿ったばかりの娘の 動きは

蛹から羽化しばかりの蝶のようにぎこちない






しかし 少しずつ 体の感覚が 感じられるようになり ベッドから起き上がった

そして 彼女は 月に誘われるように 外の世界へ・・・





確か そんな お話しを フィービーは自らの人形のストーリーとしてイメージしていたようだ

球体関節人形は それ自体 不思議な怪しさを感じさせる人形で
どこか それ自体 中性的な性を超えたエロティックさと
幼児性愛をイメージさせる 非道徳的な美しさがある
こうした世界観は ともすれば ゴシックホラーや
猟奇的なイメージと結びつけた アート作品やコミックテーマとなるが
人には そうした 暗い危うい儚さに対する また ”痛み”対する漠然とした 憧れがあるのかもしれない

ジャンルは違うけど 例えば こんなの





痛いのが好きと言うのとは違うんだけど
例えば 痛いのがわかってるのに ついサボテンの棘や 薔薇の刺に触ったりね

どうして? て聞かれても困るけどね

見世物小屋とか お化け屋敷 それに廃墟に対する興味も
同じ感覚があるね

それぞれ ”死” のイメージに重なってるのかもしれない

 





 


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